LaVie LL750/R、「Operating System not found」でWindowsが起動しません。
メーカー指示の、F8のセーフモード選択や、F11のリカバリプログラムも起動不可能とのことです。
お預かり後、起動してみます。確かにOSを見失っているようです。
BIOSには入れました。HDDは認識しています。
VistaのDVD-ROMから回復を試みて見ましょう。やはりOSは認識していません。
スタートアップ修復は…たった5秒ほどで終了しました。ちょっと早すぎないか…
しかし、Windowsは無事に起動しました。
ハードディスクのS.M.A.R.T.情報を調べると…これはヒドイ。代替処理や回復不可能セクタが多発しています。
急いでハードディスクのクローンを作ります。まずは取り外し。
当方のPCに接続すると、認識中にパソコンがフリーズしてしまうほど劣化しているようです。うまく認識したところですかさずデータをイメージ化。
エラーが多発し、時間もえらく掛かります。その間にファンの清掃をしておきます。けっこうホコリが溜まっていましたよ。
HDDは250GBから320GBへ。バックアップしたイメージをリサイズしながら書き出して、新しいHDDを取り付けます。
これは元からなのですが、普通は見えていない「Windows RE」や「NTT-RESTORE(リカバリ領域)」までコンピュータに表示されています。また、通常DドライブとなるパーティションがFになってしまっています。
そのFドライブには残骸のみが数GB。削除出来ないのでフォーマット。
末端に余っていたわずかな空き領域をDドライブにくっつけて拡張。ドライブレターを整理整頓して修理完了です。
このような簡単な起動エラーの場合でも、メーカーの指示通り、リカバリなど行ってしまうとCドライブのデータが全て消えてしまいます。メーカー修理に出した場合も同様です。大切なデータが入っている場合は、くれぐれもご注意下さい。
引渡し時、個人データは出来るだけDドライブに保管すること、旧HDDでも起動は可能なので、万が一の時のバックアップとして大切に保管、などのお願いをしました。












