Qosmio F40/86FBL 電源が入らない DCジャック修理のはずが

F40/86FBL

TOSHIBA Qosmio F40/86FBL、全く電源が入りません。

原因は電源プラグの差し込み口の破損とのことですが、最も肝心なアレが故障していました(後で気づいた、すいません)。

ダイナブック(PQF4086FLRBL)を使っているのですが、充電できなくなりました。2年前にパソコンと充電器をつなげるところを、落として強打してしまい、亀裂が入っていたのですが、2年後の今、とうとう、どうがんばっても充電できず、電源がまったく入れられなくなりました。

到着後の確認。通電・充電共に出来ず。DCジャックのピンは不安定で、奥に押すと若干中に引っ込んでしまいます。

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早速解体していきます。キーボードの交換のご依頼は同時修理割り引きで。

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おっ、プロードライザはNECトーキン製じゃありませんね。今回はここは無関係です。

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DCジャックの破損を確認。

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落下時に割れてしまったようです。

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ピン背部の半田付け部分、ここが断線している予想していたのですが…しっかり付いていました。

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部品の在庫があるので、破片の接着はせず、ジャックの交換とします。

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筐体側に破損は無いので、そのまますっぽりはめ込むだけです。話がそれますが、今回はこの筐体側のプラスチックが無傷で良かったです。東芝とかNECなどのDCジャック部分、固定が甘すぎ。ちょっとした衝撃でも、本体受け側が破損します。海外メーカーのジャック部分は、金具とネジでガッチリ固定されているものが、多いような気がします(外すのに苦労する)。

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さて、まずは通電を確認してみましょう。電気が通れば、左端のLEDが点灯します。

ACアダプターのプラグを差して……

シーン…あれっ?光らない……(ザワザワ)

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ACアダプターの電圧を「今頃」測定してみると…来てません、電気。

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当方のアダプターを差すと…点灯しました。電源が入らないそもそもの原因はACアダプターの故障でした。

本来一番初めに測定すべきアダプターの電圧、すっかり先入観にはまり、忘れていました。

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まぁ、ジャック部も破損していたのは間違いないので、順序が逆になったということで。

キーボードも交換して仮組みでキー入力正常動作の確認。

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中古ですが、元のものより白いです。

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ACアダプターはNEC製、同電圧同電流のものを提供となりました。L字のプラグの方が、ジャック破損の危険性が下がります。

しかし、なぜ東芝は未だにまっすぐなプラグにこだわるんだろう?壊れることに期待しているのか?先日、買い換えでデータ移行ご依頼のお客様のお宅へ行った時、いままでの富士通機(Windows7でプラグはL字)が収まっていたスリムなパソコンデスクに、東芝の最新機種のプラグが真横に飛び出してしまって、プラグが折れそうになりながら、無理矢理収まっているのを目撃しました。

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筐体側に破損が無かったので、作業はすぐに完了しました。

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ありがとうございました。