TOSHIBA Qosmio F40/** 電源が落ちる、再起動する マザーボード修理

Qosmio F40 修理

東芝 ダイナブック Qosmio F40、突然電源が落ちる、再起動を繰り返して正常起動しないという症状、前記事「dynabook AX/TXシリーズのフリーズ・再起動」からの続きです。

Qosmio F40の故障と言えば、nVIDIAのグラフィックチップ半田不良(https://pc-pc.biz/wp/7283 等)が定番と思われがちですが、本記事の不具合も意外と多いようです。

お問い合わせは「起動出来ない」と漠然なものが多く、グラフィックチップの不具合なのか、ACアダプターでは電源が落ちたり、再起動が掛かる、プロードライザの不具合なのか、判断が付けづらいです(Intel製グラフィックを除く)。

内訳は、F40/85C、F40/85D(2台)、F40/85E、F40/86DBL、F40/86G、F40/87EBL(2台)、F40/88DBL。実際、グラフィックカードの有無に関係なく発症しています。

Qosmio F40 マザーボード

電源ボタンを押し、何度も前面の通電LEDが点いて消えてを繰り返している場合、勝手に再起動が掛かっています。ACアダプターを抜き、バッテリーのみで電源を入れてみて下さい。

起動しましたか?起動すれば修理が可能です。前記事同様、プロードライザの劣化です。これも同様ですが、プロードライザには一切手を加えず修理することが可能です(Qosmio F40の場合、基本的にプロードライザはこのまま放置で修理は完了します)。

Qosmio F40 プロードライザ

電源落ち、再起動が希にしか起きない場合、これはちょっと厄介です。エラーログを閲覧し、強制再起動が掛かった履歴を見て判断するか、再起動が掛かるまで負荷を掛け続けて、確信を持つしかありません。

こんな一例がありました。突然電源が落ちるようになり、リカバリを実施、どうやらリカバリ途中で電源が落ちてしまったらしく起動不能に。グラフィックチップには加熱歴があり、こっちも怪しい。

パーティションの情報が壊れているようで、リカバリ領域からのリカバリは不可。リカバリディスクはあるが起動せず…スロットインのDVDドライブが壊れていた。外付けDVDドライブからリカバリを実行すると完走した。この間、一度も電源は落ちず。このまま返却となるかと思われたが、テスト中、何かを期に起動が出来なくなった。バッテリーのみでは起動可能。プロードライザの劣化と判明。

Qosmio F40 リカバリ

旬は過ぎた機種に思えますが、地デジが見られるということで、この修理の需要はまだありそうです。

Qosmio F40 修理

現在のマザーボード修理料金は、3ヶ月保証14,000円となっております。※消費税別

混み合っていない限り、即日修理が可能です。バッテリーのみの起動では不具合が起きないことが、修理引き受けの前提となります。