前記事G40に続き、同じGPU不良のTOSHIBA Qosmio F40シリーズです。
9台の内訳は、F40/87EBLが2台、F40/88EBLが5台、F40/88DBLが1台、F40/87DBLが1台でした。リフロー修理は2台、残りはGPUの再実装修理です。
★2016年3月を以て、グラフィックチップの修理は、受付を終了しました。データ救出は対応可能です。
画面が全く映らないものがほとんど、+ビープ音、下の画像のように表示が不気味に歪んだ例もありました(かなり怖いです)。
この機種達の修理記事は過去に何度も書いていますので、少し省略しながら書いていきます。
赤枠がGPUチップの載ったカード。右側がCPU。ファンからの風はまずCPU側のヒートシンクを冷やし、その残り風がGPU側のヒートシンクに当たります。CPU優先、これだけ熱に弱いGPUを載せているのですから、優先順位は逆にすべき。
CPU側のフィンにホコリが溜まってしまうと、GPUを全く冷やすことが出来なくなります。下の画像はまだマシな方。この機種はホコリを溜めやすいです。
オークション購入、加熱歴のある基板も多い機種です。グチャグチャギトギトですね。
【お知らせ】2013/08より、加熱修理歴のある基板は成功報酬が適応されません
診断加熱でグラフィックチップの不良を特定します。
GPUの修理には、新品チップの利用をお勧めします。再利用での再発が少なくないためです。チップはnVIDIAのG84-600、G84-601、G86-730など、純正3種類の搭載を確認しています。
それぞれの修理方法で復活したF40たち。外したチップを記念に欲しいと仰られた方も^^
★2016年3月を以て、グラフィックチップの修理は、受付を終了しました。データ救出は対応可能です。