TOSHIBAのQosmio、ビデオチップ不良、一気にいきます。
— F40/87DBL —
2年半ほど前に画面が点かなくなり放置、私のブログを見てお問合わせくださいました。当初、ご依頼主様が完全分解、CMOSクリアのため、ボタン電池の半田を取り外ししたが、再半田をするのが面倒になりそのまま組み立てた可能性があるとのことでした。
診断の結果、ビデオチップの不具合が濃厚でしたのでIRリフローを試すことになりました。
その前にバックアップ電池を再半田します。片方が外れたままで焦げが激しいです。一旦取り外して清掃します。
綺麗になりました。
電圧も問題ないので再装着します。
nVIDIAのグラフィックチップはPCIカードにのっかっています。
リフロー後の仮組み。復活しました。
ファンには綿ボコリが溜まっていましたのでクリーニングします。
オンラインゲームのデモでストレステスト中。こちらはうまくいっていますが…
DVDを再生すると映像が出ないことが判明しました。なぜか字幕は表示されます。複数のソフトで試しましたが症状は同じです。グラフィックドライバを最新のものに更新すると…直りました。ほっ。
— F40/87CBL —
こちらは緑模様です。冷えているときは起動するのですが、温まると緑!
解体です。
F40/87DBLとはnVIDIAのビデオチップが違いますね。
リフローして起動を確認・長時間のテストを実施します。
— Qosmio G10 だったかな? —
こちらは縦縞模様。随分前に修理した際の画像が残っていました。
nVIDIAのグラフィックチップは、F40と違いマザーボードへのBGA実装です。解体途中、この裏面にチップがあります。
GF-GO6600ですね。加熱します。
残念!ライン抜けが一本。こちらは液晶不良です。ご予算のご都合で修理はここまで。
★2016年3月を以て、グラフィックチップの修理は、受付を終了しました。データ救出は対応可能です。