DELL Studio XPS 1645 画面が映らない GPUリボール修理

XPS 1645

DELL XPS 16/1645、core i7機です。電源は入っても、画面には何も表示されないという症状。

グラフィックはATI Mobility RADEON HD、修理箇所の狙いはすでに定まっています。

底面全てがカバーになっていて、それを外すと内部丸出しになります。

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ファンにはホコリが付着。実は分解前、パソコン底部の吸気口がホコリで塞がっていたので、始めからグラフィックチップ不良を疑っていたのです。いちお、メモリー交換は先に試しています。

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ヒートシンク。この下にチップがあります。しかし、外れない…さらに分解が必要なのか?

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この排気口のケースが邪魔をしてヒートシンクが動きません。しばし格闘…

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なるほど、ツメを外してサイドにずらすと、カバー外れることがわかりました。

XPS 1645

GPU・CPUが出てきました。

XPS 1645

フィンにはホコリの壁が出来ています。これが故障の根源ですね。

XPS 1645

GPUを赤外線で軽く加熱して診断してみましょう。

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あっさり復帰しました。

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マザーボードを取り出して、GPUリワークの手配をします。

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この機種、ネジが2種類しかありません。今まで分解したノートで最少記録です。管理しやすくてイイ。

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回収した基板で正常動作を確認。一晩のストレステストに入ります。

XPS 1645

顔認識、初めて見ました(初めて知りました)。

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GPUロード100%状態を20分ほど掛けてみると、80℃を超えた辺りからグラフがギザギザ。小刻みに温度が上下しています。このような動向は珍しいです。

XPS 1645

BIOSアップデート、負荷テストをパスして返送となりました。

★2016年3月を以て、グラフィックチップの修理は、受付を終了しました。データ救出は対応可能です。