SONY VAIO PCG-FX55S、お客様よりズバリ「DCジャックを修理してください」との御依頼です。
詳しい経緯はわからないのですが、到着を待ちましょう。
到着後、ACアダプターを挿し、電源ボタンを押してみると…反応がありません。DCジャックの破損なのか、外観からは判断が付きませんが、いずれにしても分解は必要なようです。
結構、身が詰まっていますね…汗
これ分解が大変!やっぱりVAIOだから?分解中の写真が多すぎるので、すべて割愛します。
マザーボード取り出し寸前の光景。ネジの種類や小さな金属パーツ、取り外さなければならない小物などが多いのがわかると思います。
苦労の末、取り外したマザーボード。ひっくり返してDCジャックの端子部分を確認します…
な、なんだこいつは……すごいイモ半田。不良品ですね、これは。
また、ジャックを動かすと、基板側のランドが剥離していることがわかりました。こちら側からいくら半田付けしても無意味です。
表側は?イモ半田のスルーホールに半田が流れてきていません。これでは強度もなく、やはり不良品です。ですが、幸いこちら側から半田を流し込めば通電しそうです。
流しました(残念ながらピントが明後日の方向に…)。
裏側の気色の悪いイモ半田も除去。私はイモ虫が大の苦手。←活字だけでもダメです。
仮組みで通電を確認しました。DCプラグをぐりぐりして強度も確認。
修理完了とします。
実は、本組みした後、ブルースクリーンが連発、起動が出来ませんでした。エラーコードは複数有りました。これを書いている今、記録によれば修理の3週間後なのですが、どうしても思い出せないのです、このエラーの原因が。たしかタッチパッドのケーブルとコネクタの接触不良が原因だったような…。
普段は修理中、こまかにメモと画像を残しています。この修理のメモが無い、画像だけは大量に残っている。そして記憶は完全に喪失している…ただし、エラーを解消して正常に起動した時の喜びだけは、何となく憶えています。
ありがとうございました。