過去の記事とかぶるものをまとめます。
主に映像の表示不良など、特にトラブルもなく完了したものです。
GATEWAY P-6861jFX 画面が乱れる GPUリボール再実装修理
GATEWAY P-6861jFX、画面は横縞ノイズ、Windowsの起動音は聞こえます。過去に私がリフロー修理した最後の機体です(残りは全て再発後、再実装済み)。フルHDでの高い解像度、nVIDIAのチップの温度は高負荷時90℃を超えます。
GPUを仮加熱して正常表示を確認。まだ生きていました。この後、再発防止のため、GPUの再実装修理となります。
実は過去にチップを再実装したP-6861jFX、再発が1台出ています。原因は再度溜まったホコリでした。ホコリが全く無い状態でも、スペックの高いチップの発熱に、ファンの冷却が追いついていません。ホコリの除去はエアダスターで簡単にできますので、定期的にお願いします。
1年の保証期間を設けていますが、ホコリが再発の原因の場合は保証対象外となる場合があります。
再発を防止した、グラフィックチップ、チップセットのリボール・再実装修理は19,950円です。
NEC LaVie LL370/SG リフロー割り切り修理
画面が映らず起動しない、LaVieのLL370/S、格安割り切り修理です。
6月より修理方法を少々変更、「割り切り」の場合は分解を必要最低限で施工することにしました。この機種は裏蓋を開けるとチップセットが露呈します。その状態でチップを加熱します。
デメリットは、熱が伝わりにくい、裏側からの予備加熱が出来ない、周囲の筐体に損傷を与える可能性があるなど。逆にメリットもあります。基板が反らない、修理が早い、分解痕が残らない、など。
割り切り修理は、主にデータ救出目的のご利用になります。使い方次第、また、運が良ければ長く使うことも出来るかもしれませんが、過度な期待は禁物です。
修理の際は、混乱を避けるため、過去の修理歴・分解歴・破損箇所を詳しくお聞きしています。今回は、ファンの清掃程度(裏蓋を開けただけ)と伺っていました。しかし、修理後タッチパッドが効きません。ソフト的な不具合なのか、チップセットの後遺症なのかと、しばらく悩みました。
再度確認すると、複数の方で使われていたようで、別の方が分解、ケーブルを挿し忘れたかも、との事。解体してみると…外れてますね(笑)これじゃ、いくら悩んでも動かないわけだ。
分解歴は是非とも正確にお願いします。リフロー割り切り修理は8,400円です。
TOSHIBA dyanbook Qosmio F40/87DBL、画面が映らない
dyanbook Qosmio F40/87DBL、こちらも起動はするが、画面は映りません。同様に割り切りのご依頼。
ですが、こちらはGPUが奥深いので、完全に分解しなくてはなりません。このF40は、動かないジャンク品を入手された方の修理依頼が多いです。今回は分解歴が無いことがバラしていてわかります。綺麗なF40は久しぶり。
GPUの再リフローで画面表示が復帰。
リフロー割り切り修理は8,400円です。
TOSHIBA dynabook AX/55C ACでフリーズ プロードライザ交換
バッテリーでの駆動は問題なくて、ACアダプターではフリーズが起きるというdynabook AX/55C、過去に同様の症状で何台か修理しています。
今回のフリーズは”希に起きる”という、不具合の再現が難しいもの。ACアダプターを挿した状態でも、起動出来ますし、しばらくフリーズを再現することが出来ませんでした。
お客様によると「休止状態でACアダプターを挿したまま放置、起動後にフリーズする確率が高い」と再情報をいただいたので、一晩そのようにして寝ました。
翌朝、休止状態から復帰させると、ログイン画面で見事にフリーズ。やったぞ(笑
過去記事同様、プロードライザの交換で不具合が解消しました。
お客様より「久しぶりのストレスのないスタートです!」とお喜びの声を頂きました。確かに、毎朝フリーズ・強制再起動から1日がスタートするのはヘコみますよね。
ありがとうございました。