Dynabook TX/67D 起動しない 画面が真っ暗 マザーボード修理

TX/67D

TOSHIBAのDynabook、TX/67Dです。症状は電源を入れても画面が真っ黒のままで、Windowsが起動せず。

少し前に修理したAX/55Cのような、バッテリーのみでは起動する症状とも違います。早速分解していきます。

TX/67D

ファン周りには少量のほこり。

TX/67D

Core2のCPU、別のPCに挿してみたところ、壊れてはいませんでした。また、このグラフィックICの構成で、チップセットの半田不良は無いと思われます。

TX/67D

マザーボードを検査していると怪しいチップコンデンサ(C20)を発見。

TX/67D

取り外して、検査をしてみましたが特に問題は見られず。気のせい?戻します。

TX/67D

ところが、その後の仮組みで起動してしまいました。ラッキー直った、と喜びつつも…

それまで、バッテリー起動orACでの検査をしていたため、ACアダプターを挿すのを忘れていました。そして、ソレを挿してみると…起動しないっ!前回のAX/55Cと同一症状であることが判明。バッテリーで起動後にACを挿すと瞬時にフリーズします。

TX/67D

ダメ元になりますが、プロードライザを交換してみましょう。

TX/67D

リフロー実装です。今回はキレイにできました(←見た目にこだわる)。

TX/67D

ACアダプターでの起動を確認。うまくいったんでしょうか。

TX/67D

コンデンサを取り外して戻しただけで、とりあえずの画面表示が復帰したワケは謎です。

TX/67D

謎という事で、3日間のストレステストのお時間をいただき、再起動は数十回、冷やしたり温めたり、CPUやらビデオにとことん無理をさせても、起動やフリーズの問題は出ませんでした。プロードライザの交換は有効、という事は確かなようです。

回路の設計ミスということも考えられますので、将来的な再発に関しては保証ができません。本機の修理はここまで、ということで勘弁していただきました。