SHARPのノートパソコン、PC-CS30Jです。
不具合はキーボードが打てない、スタートメニューが開けない、というよくわからない症状です。
診断してみると、正確には、打てる時と打てない時がありました。キーの隙間からは綿ぼこりがいくつも顔をのぞかせています。取り除いてみましょう。
キーボードを取り外して、屋外でエアダスターを吹いてみます。おぉぉ、たんぽぽの種が飛び散るような風景が広がりました。
とりあえず、仮止めで動作確認…打てません。
キーボードの裏側の穴からホコリがはみ出していますので、ピンセットで採集します。
今度はどうでしょうか…症状変わらず。と、メモ帳で動作確認していて、あることに気が付きました。
「F」キーを打つと、ファイルメニューが、「H」を打つと、ヘルプのメニューが開きます。なるほど、「Alt」キーが悪さをしているようです。これが、高速連打されていて、スタートメニューも開けないわけだ。
Altキーを重点的にエアを吹いたり、ピンセットを差し込んだりした結果、うまいこと修復したようです。
しかし、全てのキーを順番に試していくと、「れ」と「け」が高確率で打てない。キーの押し位置により、挙動が異なるようです。
キートップを外して清掃してみます。キーを外すときは、パンタグラフが折れないかと、かなり緊張します。パンタグラフの向きにあわせて、左右均等な力でジワジワめくり上げるのがコツです。この時は数秒間、息を止めてしまうでしょう。
結局、正常動作しましたが、ひょっとしたらエアダスターの吹き過ぎで、キー下のゴムがずれてしまったのかもしれません。すいませんでした。