NECのLaVie LL800/K、起動するとHDDリカバリーの画面になってしまうそうです。
所有者様のお知り合いからのご依頼。キーボードのF11が押しっぱなしになっていると想像し分解。その際タッチパッドのコネクタを破損してしまわれたようです。
お預かり後、起動してみます。何もしていないのに再セットアップのプログラムが起動します。
LinuxのCDで起動し、テキストエディタでキー入力をテスト。めちゃめちゃでした。キーボードを交換してみましょう。
おやおや、キーボード下にワインのような色の液体が混入した形跡があります。
パームレスト下にも。パームレストに飲み物をこぼしてしまって、キーボードが誤作動していると推測できます。
手持ちの保守用キーボードで、見た目が同じもの、LL550KGのものを装着してみます。
キー動作は問題ありません。しかし、ケーブルが短くて、キーボードが定位置に届きません。参考までに、機種を逆に使用する分には、大(長)は小(短)を兼ねます。
今回は新品のキーボードを手配しました。800KGは体がでかい分、ケーブルも長いというわけです。
キーボードを外す前に取り外すパームレスト。裏側ではタッチパッドのフレキシブルケーブルが繋がっています。
気付かずに捲りあげてしまうとコネクタを破損しますので注意してください。
ご依頼者様はどうしてもはまらないと仰っていましたが、何とかはめました(5分くらい掛かった)。若干ぐらつくのでテープで補強。
ついでにファンも清掃しておきましょう。
HDD内部はリカバリーが途中まで進んでいて、セットアップ終了間際でした。このままリカバリーを掛けて(了解済み)、修理完了となりました。
ありがとうございました。