TOSHIBA dynabook T653 キーボード交換修理

T653_68J キーボード交換

東芝のdyanbook T653/68JR、いくつかのキーが打てなくなったということで、キーボードの交換修理のご依頼。

キーボード部材は、お客様が入手済み、パソコンと一緒に送っていただきました。

お問い合わせ時に、キーの形状が少し違うが動くと聞いている、と申告がありました。確かにアイソレーション型(いわゆる浮き石タイプ)ではなく、一般的なキーピッチの部材でした。

個人的には、見た目は元の方がカッコイイと思うけど、こっちの方がタイプしやすいと思います。カッコつける必要が無い人は、価格も安いと思われるこっちの方で。

T653 キーボード交換

キーボードは固定しているツメが上にあるのか、下にあるのか、ピッチリ隙間無くはまっているので、外観からは判断が付きません。

まぁ、交換用のキーボードを見ればどちらかわかります。本機種は下にツメがあり、上側に押し上げて、下から開くタイプでした。強引に上から剥がそうとすると壊れるので、元に戻す場合は注意。

T653 キーボード交換

上側に大きな出っ張りが複数あるのがわかりますね。

T653 キーボード交換

交換終了。キーボードの周りに、わずかな隙間が出来ています。元々大きさが違うので、これはしょうがない。

T653 キーボード交換

キー入力の検査をして、修理完了とします。

T653_68J キーボード交換

T653/68Jの他、57J、46Jも対応可能。T553も多分同じかな。

ちなみに、QosmioのT953 になると、構造が全く違うので、交換難易度が上がります。

キーボードはカバーと合体しているASSY。表側からキーボードを外すことは出来ないので、裏側からありとあらゆる部品を取っ払い、固定されている樹脂を破壊しながらキーボードを外し、交換後は半田ゴテで大量の箇所を樹脂固定、恐らく最も手間の掛かるパソコン修理になると思います。正直、ご依頼を受けるか悩むレベルです。