パソコン修理日記

パソコンの修理事例や日常の戯言などを気の向いた時に綴っています。

Qosmio F50/86G 電源が入らない マザーボード修理

F50/86G

東芝のDynabook Qosmio F50/86G、電源が入りません。ウンともスンとものダンマリ状態。

直せない場合は最悪データの取り出しのご依頼です。このような場合、「直せる・直せない」は半々の確率と言ったところでしょうか…(マザーボードを交換を除く)。

ACアダプターを差し込んでも、電源が入らず、充電ランプも点きません(ちなみに、近くの電気屋さんでACアダプターを検査してもらったところ、正常だったそうです)。

F50/86G

修理とは関係ありませんが、このF50シリーズの筐体を囲っているシルバーの部分、どの個体も塗装の劣化が酷いですよね。

F50/86G

解体していきます。

F50/86G

ガンガン解体していきます。

F50/86G

マザーボードを取り外しました。

F50/86G

裏面。

F50/86G

DCジャックから繋がるコネクタ部分。ACアダプターを差して、電圧を計ってみると、全く電圧が来ていません。このコネクタを外した状態では、正常な電圧が来ているので、基板のどこかがショートしていて、ACアダプターの保護回路機能が働き、電圧を強制的にカットしていると想像できます。

F50/86G

基板上のチップコンデンサからは、多数の不良反応。まずは目視でじっくりと眺めていきます。

F50/86G

すると…怪しいやつを見つけました。赤丸のチップコンデンサ、右下がほんの少し欠けています。内部破裂した可能性がありますので、まずはこいつから取り外してみましょう。

F50/86G

取り外したコンデンサはショート、1発ビンゴでした。半田ゴテを使い、新品のコンデンサに交換します。

F50/86G

再度、基板上の電圧を計ってみると、カットされていた電圧が復活しています。

F50/86G

仮組みで、

F50/86G

電源が入り、ファンが回り出しました。

F50/86G

修理を断念して組み上げるのと、修理が成功して組み上げるのでは、テンションが全く異なります。今回はかなり高いです(笑

F50/86G

組み上げが完了し、しばらくストレステストを行います。

F50/86G

電源が落ちるような気配は無く、勝利を確信しましたので、修理完了とします。

文頭にも書きましたが、故障箇所の特定が100%出来るわけではありません。むしろ、わからない場合の方が多いかもしれません。今回は幸運な蘇生事例となりました。