パソコン修理日記

パソコンの修理事例や日常の戯言などを気の向いた時に綴っています。

Gateway P-6861jFX グラフィックチップ修理(BGAリフロー)

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NVIDIAの高性能ビデオチップを搭載したGATEWAYのハイスペックマシン、P6861jFXです。

NVIDIAチップの宿命、グラフィック表示の不具合。冷却不足が原因です。BGAチップをリフローして半田修理していきます。

起動時、VISTAの起動音は聞こえるのですが、画面は縦へ横への砂嵐状態です。

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マザーボードを単体で取り外せるまで完全分解します。予想通りですが、2つの排熱ファンにはホコリの壁が出来ていました。ホコリがスポンジ状態になっていますね。

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このホコリが排熱の邪魔をして、グラフィックチップや基板が高熱にさられてしまいます。熱くなったり、冷えたりを繰り返すうち、基板とチップを繋ぐ無数の半田が割れる・浮く・基板が反るなどして、映像の出力不良、パソコンの起動不良を引き起こします。その不良半田を修正していきます。

グラフィックチップは冷却用ヒートシンクの下に隠れています。ヒートシンクも取り外し、チップの周辺にダメージを与えないようアルミテープで保護します。フラックスの注射も忘れずに。

ビデオチップBGAリフロー

まずは半田がなじみやすくなるように、また、熱で基板が反らないように、下部からヒーターで十分加熱します。そしてチップ上部から赤外線を照射して半田を溶かしていきます。

ビデオチップBGAリフロー

仮組みです。GATEWAYのロゴがきました。

ビデオチップBGAリフロー仮組み

排熱用ファンもそれぞれ綺麗に掃除します。

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組み上げて動作確認。数時間、負荷を掛けてテストします。テストで再発しなくても、今までと同じようにホコリを溜めてしまうと、高確率でグラフィック不良が再発します。エアダスターでこまめに掃除してあげて下さいね。

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グラフィックチップ・チップセットのBGAリフロー修理は—円となります。GPUのリボール・再実装修理は—円です。